親和全期会会員各位
親和全期会賛助会員各位

退任のご挨拶 ~辛抱の1年の報告~

謹啓 いよいよ春の暖かさが感じられる季節となりました。

さて、「不合理に見えるものを守る。しかし、踏襲せず」といった大げさな副題を付して先生方に就任のご挨拶を差し上げてからあっという間の1年でした。2021年度は集会について必ずしも憲法や法律に適合するものとは言い難い種々の制限があり、これらの全てを是とするわけではありませんが、感染症対策にも配慮しながら概要以下のような活動を行いました。振り返りますと、踏襲しようとしたとしてもできなかったという意味で辛抱の1年でした。

①企画委員会(下川慶子委員長)では、コロナ禍により夏の親子企画、人権擁護大会に行こう!ツアー等の恒例行事の開催を見送りましたが、オペラ鑑賞、五輪観戦、ダイエット企画、カートバトル大会、ボルダリング、乗馬企画等多様な企画を実施することができました。②研修委員会(西村健委員長)には、交通事故、綱紀・懲戒、確定申告、インハウス弁護士、労働法関連の計5回の研修を企画、実施していただきました。③会務・政策委員会(山岸泰洋委員長)では、東弁からの各種意見照会への回答案を検討するほか、昨年5月には民事裁判手続のIT化と業際問題に関して当会と法友全期会連名の意見書を作成し、法制審議会に提出しました。④日弁連理事バックアップPT(関理秀座長)では、月2回程度午前8時から、川瀬渡日弁連理事(2021年度)とともに、日弁連理事会で審議等されるテーマについて、若手弁護士としてどのような質問、意見表明をするのが適当かについて検討を行いました。⑤広報委員会(前田哲兵委員長)では、例年会員の皆さまに配布している2022年度版お役立ち(OYD)小冊子の編集、発行するほか、漫画家のたきりょうこさんに弁護士の日常を題材に4コマ漫画を描いていただき、これらをホームページに掲載しました。ご覧ください。⑥業務推進委員会(鳥羽浩司委員長)では、2021年春に自治体から依頼を受けて法律相談を実施しました。

昨年11月9日に予定していた親和全期会40周年記念式典・祝宴は、本年11月11日(於ヒルトン東京)に延期としました。また、恒例の親和全期会の新入会員歓迎会は、2021年2月から延期としていますが、今年度も延期としました。74期の方の新規登録も間近ですが、2022年度以降実施していただきたいと申し送りしています。第一法規株式会社から、こんなところでつまずかない!シリーズの「弁護士21のルール新訂版」「ハラスメント事件21のメソッド」を発行しました。これらの印税収入は、新たなテーマの研究、執筆の費用等として使わせていただきます。

2021年度、集会の事実上の制限により辛抱したのは我々だけではなく、苦しむ市民、企業に寄り添いたいことは承知しております。国・地方の政策が国民の基本的人権の尊重を最も重要な要素として科学的根拠に基づき合理的に選択されることを願ってやみません。

略儀ながら、書中をもちまして退任のご挨拶とさせていただきます。

謹白

令和4年3月31日

代表幹事  吉岡  剛 (東法・59) 奧野総合法律事務所・外国法共同事業
副代表幹事 川瀬  渡 (二一・60) 銀座法律事務所
事務局長  岡本 裕明 (大同・64) 弁護士法人ダーウィン法律事務所
常任幹事  小林 亞樹 (大同・64) 水上総合法律事務所
同     高橋 弘行 (東法・65) 虎ノ門第一法律事務所
同     重富 智雄 (二一・65) 丸の内中央法律事務所
同     三浦 太郎 (二一・65) 明豊法律事務所   
同     張谷俊一郎 (東法・66) Chubb 損害保険株式会社
同     板倉 武志 (大同・67) 板倉総合法律事務所
同     藤木 友太 (東法・67) 渥美坂井法律事務所・外国法共同事業
同     坂巻 吉輝 (二一・67) 坂巻酒井綜合法律事務所
同     矢野 美欧 (二一・68) 堤半蔵門法律事務所
同     柴崎 拓己 (大同・68) 南青山M’s法律会計事務所上野支店
同     上田 晃司 (大同・69) 上田法律事務所
同     西野 優花 (大同・69) 早稲田リーガルコモンズ法律事務所
同     吉田 知世 (東法・70) カシオ計算機株式会社
同     塚本 七瀬 (東法・71) 出光興産株式会社
同     岸  周吾 (二一・71) 弁護士法人丸の内ソレイユ法律事務所(5月~異動予定)
同     久保 武士 (二一・72) 堂野法律事務所
同     板原  愛 (大同・72) フロンティア法律事務所
同     安  昌秀 (東法・73) TMI総合法律事務所